メバルをワームで釣るためのおすすめのポイントや時間帯、ちょっとしたコツなどをまとめてみました!
メバル釣り:時期
メバルは基本的に年中ワームで釣ることができるターゲットですが、ベストシーズンは初冬から春、11月ぐらいから5月ぐらいまでが一番釣りやすく、陸っぱりでも容易に釣ることができる時期でしょう。
この時期に釣りやすくなる最大の理由は、メバルの産卵です。
冬が近づき水温が徐々に下がり始める頃になると、メバルは産卵のために沿岸部などの浅瀬に近づいてくるんです。
そして12月ぐらいから2月ぐらいまでに産卵を終え、水温の低い冬のシーズンを沿岸部で過ごします。
この頃のメバルは、産卵で失った体力を回復させるために盛んに餌を捕食します。
気温が上がり水温も徐々に上がり始める5月ぐらいまでは沿岸部で過ごすためにこの時期が一番釣りやすく、狙いとなるのです。
メバル釣り:時間帯
メバルは夜になると活動を始める夜行性のターゲットです。
なのでもちろん狙いは夜です。
よほど魚影の濃いポイントでない限りデイゲームよりもナイトゲームのほうがおすすめです。
それもきっちり暗くなってからのほうが良いと思います。
そして重要なのは、なるべく満潮時を狙うということです。
テトラポットやゴロタ場などもともと水深のないところでは、満潮時と干潮時に大きな釣果の差が出ます。
水位が下がるとベイトフィッシュなどの行動範囲が減り、メバル自身も行動範囲が減ってしまい、その結果干潮時にはその場所からメバルの数が減ってしまうんです。
これはカサゴやアイナメなどの根魚にも共通していえることです。
狙いとしてはとしては、きっちりと暗くなったなるべく水位の高い時間帯がベストとなります。
メバル釣り:ポイント
ここでは陸っぱりでのポイントについて書いていきます。
堤防や突堤の岸壁
堤防や突堤での釣り方は、岸壁スレスレにワームをキャスト、10mぐらい移動して岸壁スレスレにワームをキャスト、これの繰り返しでOKです。
岸壁だと思っていても実は途中から中が空洞になっているところがたくさんあります。
表層からボトムまで幅広く狙ってみましょう。
常夜灯周り
常夜灯といってもいろいろありまして、灯台や滞泊船、海沿いの工場などの灯り、とにかく海面に灯りが当たっているポイントならチャンスがあります。
灯りが当たっているということは、岸壁の影ができているはずです。
この影を狙うんですね。
影の中でも岸壁スレスレにワームをキャストしていきましょう。
この釣り方が一番効率が良いと思います。
漁港、船着場
漁港や船着場では、常夜灯が設備されている場所が多く、比較的安全な釣りをすることが出来ますので、メバル釣りの中ではメジャーなポイントになっています。
しかしそのために狙いに来る釣り人も多く、自分の入りたいポイントに入れないなどなかなか思い通りに釣りが出来ないこともあります。
漁港でのメバルの狙い方はまず、常夜灯によって海面に出来た岸壁や係留船などの『影』です。
メバル達はこの影の中に潜んでいることが多いです。
ですのでこの影の中にワームをキャストしていきましょう。
浮標(ブイ)などに出来たわすがな影にもメバルは潜んでいますので、影という影を全て狙っていきましょう。
あと、漁港には多くの漁船やプレジャーボートが係留されています。
係留ロープにルアーを引っ掛けてしまわないように気をつけましょう。
また立入禁止になっている場所もありますので、近くの釣り具屋さんなどに聞いてみて確認をしておきましょう。
テトラポット、ゴロタ場
陸っぱりのメバル釣りでは最も期待できるポイントがテトラポットやゴロタ場です。
できるだけ大規模なポイントが好ましいですが、小規模なポイントでも十分実績があります。
テトラポットの場合、なるべく沖のほうまでテトラポットが沈んでいるポイントが理想です。
冬場のテトラポットの海中では、多くの海藻が育っていてメバルや他のサカナ達の絶好の隠れ家になっているのです。
最後に注意点です。
テトラポットやゴロタ場での釣りでは足下が悪く、滑落の危険がありますので、ライフジャケットと滑り止めの付いた安全な靴を装着して釣行してください。
メバル釣り:ワームで釣るコツ
まず初めにタックルについて軽く説明しておきます。
ロッドは7フィート前後のUL(ウルトラライト)クラスで、なるべく張りのあるロッドが使いやすく思います。
リールは1000番クラスが使いやすいですが、2000番クラスまでならOKです。
ラインはPEの0.4号~0.8号ぐらい、リーダーにフロロの0.8号~1号、これぐらいの組み合わせがおすすめです。
ジグヘッドは現場によって使い分けますが、無風で遠投の必要がない場合は1g、それ以外は1.2g~2.0gを使うと釣りやすいと思います。
これにピンテールのワームをセットして完了です。
それではメバルをワームで釣るコツです。
まずは『ただ巻き』です。
堤防や突堤、漁港、全ての岸壁では壁スレスレを通すのが基本です。
まずは表層、段々と沈めていきボトムのスレスレまで狙いましょう。
ボトムのスレスレを狙うときは、ワームが着水してから何秒ぐらいでボトムに到達するのか頭の中でカウントしてください。
常にカウントをする癖がつくと、当たりがあったレンジを逃すことなく、そのレンジを集中的に狙っていくことができるからです。
次に必殺の『リフト&フォール』です。
ワームを上へ持ち上げてから沈めるというアクションですが、なるべくワームをゆっくり持ち上げてテンションをかけながらゆっくりとカーブフォールさせます。
当たりが出るのはほとんどフォールの時なんです。
しかしこの当たりを察知できるできないが大きな釣果の差がでる部分なんです。
コツッどころかコッぐらいしか当たりが出ないことがたくさんあります。
この当たりに合わせられるかが腕の差になるわけです。
そのわずかな当たりを感じるために、PEラインにフロロのリーダーの組み合わせになるわけなんですね。
もっと大げさにいうとコッどころか、何か違和感…ぐらいの当たりもたくさんあります。
これが分かるようになると人が全く釣れない中、一人だけバシバシ釣り上げることができますよ(笑)
なので特にフォール時は気を張って当たりを待ちましょうね。
メバルをワームで釣るコツをまとめますと、常に頭の中でカウントしながらキャストを繰り返し、当たりの出るレンジを把握する。
ただ巻きで当たりが出るなら最初はただ巻きで釣っていきましょう。
乗りが悪くなったり当たりが少なくなってきたら必殺のリフト&フォールで攻めていきましょう。
これが一つのポイントで数を釣るテクニックの一つなんです。
まとめ
メバルをワームで釣る上で最も重要なことは、なるべく多くのメバルがいるポイントでつりをするということだと思います。
簡単に言いますと、陸っぱりではなかなかそのようなポイントをさがすのが困難ですが、ボートに乗ってポイントを周りますとメバルはいくらでも釣れるわけです。
メバルがたくさんいれば釣れるということなので、陸っぱりで釣行して釣れなかったとしても原因はそのポイントにメバルの数が少なすぎる可能性がありますので、日を変え、時間を変え、潮を変え、いろいろ試して行けば必ずメバルをゲットできると思います。
たくさんのポイントでこれを繰り返せば自分だけの好ポイントを見つけることができるでしょう。